溶岩の名前は興味深い

2011年12月20日 18時48分

溶岩の名前は、ハワイ語から取られたものがある。平滑な表面を持ち、縄状構造、丸みを帯びたトウあるいはローブと呼ばれる袋状、舌状の構造が見られるパホイホイ溶岩というものがある。「パホイホイ」は、ハワイ語で「表面が滑らかな溶岩」というような意味である。ハワイのキラウェア火山や、伊豆諸島三宅島、伊豆大島三原山などで見られる、固まる際に表面がスラグで覆われたような、刺々しくガサガサした状態のアア溶岩もある。「アア」は、ハワイ語で「表面が刺々しい状態」をあらわしている。一般的には、流下すると共にパホイホイからアアへ変化する。しかし、変形速度が効いている場合には、急斜面でアアだったものが、斜面が緩くなるとパホイホイへ再び変化する例もある。ちなみに、粘性は湿度や成分によって差異が激しいことで知られている。湿度が高いと粘性が小さく、冷えると固化する。マグマ中のケイ酸成分の量が多いと、粘性も大きくなる。ハワイの火山では、粘性が低く流動性が高いことが多いため、火口から10km以上も流れ出たこともある。強大な自然の力によって発生するものである。人間がどうこうできるものではなく、ただありのままに自然の力の驚異を思い知らされる存在であると言える。ある意味で、人類にとっては、とてもおこがましい物であり、現在でも畏怖の対象である。一度、発生してしまったら人々はあまり被害が及ばないようにひたすら祈ることしかできないといえる。